ラジオショッピングとは

ラジオショッピングとは、ラジオを使って商品を宣伝して販売することを言い、ラジオ番組の司会者と通販会社の社員が電話かスタジオ生放送で話をしながら商品の特徴等を説明して販売するという方式が多いです。このラジオショッピングのメリットとしては、広告制作費用がほとんどかからないという点にあります。もちろんプロにトークをお願いする場合や、原稿を作ってもらう時には費用がかかりますが、そのどちらも通販会社側で行った方が商品への愛着もあることから説得力も増します。また、放送費用が安いという点もメリットとして挙げられます。

地方のラジオ局であれば数万円で枠を買えることもありますので、資金に余裕のない通販会社などには向いていると言えます。テレビの通販コマーシャルの場合、修正が必要になった場合に映像制作会社に依頼し、テープも新たに準備する必要があるのでかなりの費用がかかりますが、ラジオの場合は、原稿の修正も容易です。一方で、ラジオショッピングのデメリットは、基本的に生放送が多いので、放送のたびに自社の社員が出演する必要があるという点や、テレビや新聞などと比較してショッピング枠が多くないので、業務の拡大が難しいという点が挙げられます。また、映像で説明するテレビと異なり、口頭だけで説明するので商品のイメージを消費者に伝えにくいという点もデメリットです。

さらに電話が同時刻に一斉に鳴るかかってくることから、電話を受けるスタッフを多く配置する必要があります。このようにデメリットもあるラジオショッピングですが、やはり他の媒体と比較しても広告費用が安いことから通信販売業界においてラジオショッピングの需要はなくならないのです。